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ミセス・ワタナベ

2006年後半から2007年前半にかけてFXがさかんになっていったころ、為替市場で急速に存在感を示していったのが日本のFX投資家でした。

海外の投資家から興味深かったのが、機関投資家でも国債企業でもない普通の主婦が多く参入してきて、市場に大きな影響を及ぼしているということでした。
海外のメディアは驚きをこめて、個人を中心とする日本のFX投資家を『ミセス・ワタナベ』と呼びました。

『ワタナベ』というのは英国のメディアが言い出したのですが、英国では日本人の主婦の名前のイメージとして『ワタナベさん』らしいのです。

過去のデータの入手の仕方

システムトレードのルールをつくるとき、まず必要なのが過去の値動きのデータです。
実際の値動きにあてはめて、きちんと利益の出るルールなのか? まずはそれを検証しないことには始まりません。

過去のデータの入手先ですが、これから取引するFX業者から入手するのがベストです。
これはFXが相対取引であるため、業者によって値動きが若干違ってくるからです。

ただ、業者によっては過去のデータの提供サービスを行なっていないところもあるので、その場合はほかの業者のものを使ったり、ネット上で無料で公開されているものを使います。

システムトレードとは

「システムトレード」とは、FXの売買をなんらかのルールに厳格に則って行なう取引手法のことです。
たとえば「持っているポジションが○円以上か○円以下になったら売る」という具合です。

売買の判断を人間の経験や勘といった裁量によるものではなく、数値や指標などの定量的に判断可能なものを基準にして行ないます。

「システムトレード」の反対の手法として「裁量トレード」という言葉がありますが、裁量トレードにおいても、相場の底をテクニカル分析で判断してから買ったり、損を拡大させないために、「○円以下になったら売る」と損切りのルールを明確にしている投資家は非常に多いです。
逆に、利益の出ない典型的な取引スタイルとしてよく言われるのが勘や経験に任せた売買です。

システムトレードであれば厳格にルールに則って売買を行なうので、感情に振り回されて決断できないこともありません。

利益の出るルールさえ確立させることができれば、システムトレードは確実に利益を得ることができる方法なのです。

どのテクニカルを使えばよいか

スキャルピングをするときに、どのテクニカルを使えばよいか?

結論から言えば、いろいろなテクニカル指標を試して、自分に合うものを選ぶのがもっともよいと言えます。シンプルなものの方がよいでしょう。

ボリンジャーバンドで売られすぎや買われ過ぎを判断し、200日移動平均線と相場の乖離から相場の反転を判断したり、アプローチは無数にあります。

チャートも標準的なローソク足から、バーチャート、ラインチャートなどがあります。
日本ではローソク足が一般的なので、慣れる意味でもローソク足を見るのがいいでしょう。
スキャルピングは数秒~一分単位の取引ですので、チャートもスパンの短い1分足などがいいでしょう。1分足はその名のとおり、1分ごとに新しいローソウ足が形成されます。

指標の出るタイミングを狙う

各国の経済指標が発表されるときは、相場が反応して大きく動く傾向があるので、そこを狙ってスキャルピングをしかけることが可能です。

指標が発表されても、必ず取引を仕掛けるのではなく、価格が大きく飛んでしまうときです。

また、価格変動が一通り落ち着いてからも仕掛けるチャンスとなります。価格が一気に変動した直後に下押しや戻りがあるケースもあるので、そこを狙うのです。

値動きの向きが読めるなら、レバレッジを大きく利かせて勝負することも可能です。

主な経済指標としては、「貿易収支」「雇用統計」「GDP」の3つが最も注目度が高いためチャンスとなります。また、アメリカの「小売売上高」「住宅着工件数」「生産者物価指数」「消費者物価指数」も重要です。
ただ、もっとも市場が注目していて値動きが激しくなりやすい「雇用統計」だけに注目をする、というもの良い戦略です。

指標発表時はスプレッドが拡大する傾向がありますので、その際にスプレッドが狭いことが重要なポイントとなります。つまり、スプレッド固定の業者で取引をするのがいいでしょう。

値動きの激しい時間帯

スキャルピングを仕掛ける時間帯としては、日本時間の夜9時以降くらいがよいでしょう。ロンドン・ニューヨークの市場が開いているため、値動きが盛んになります。

値動きが盛んなときに、相場の動く方向を見極めて、順張りで取引するのが一番いいでしょう。

逆に、それ以外の時間帯では大きな値動きが起こりにくくなり、ダマシが多くなります。

さらに、マーケットの流動性の高い時間帯として、「寄付き」「大引け」があります。
「寄付き」はマーケットの開始時、「大引け」は終了時のことです。
この時間帯は取引が集中するので、値動きが大きくなります。

値動きの小さいときにポジションを持つと、スキャルピングでは避けたい「ポジション保有のリスク」が高まることになります。
一定時間ポジションを保有して値動きがなければ利益がなくても決済する、というルールで取引してもいいくらいです。

そして、スキャルピングでもっとも大事なのは、ポジションをとるタイミングです。
タイミングさえよければ勝てるといっても言いすぎではないでしょう。

スキャルピング向きの通過ペアは

スキャルピングでは数秒から数分の短い時間で売買を行なうので、値動きの激しい通貨のほうが利益は出やすくなります。ただし、値動きが激しい=ハイリスクハイリターンなので、取引には注意が必要です。レバレッジにも気をつけましょう。

そして、取引の回数を繰り返すので、スプレッドが小さいことも重要な要素となります。

値動きが激しいことではポンド/円が有名ですが、ポンド/円はスプレッドが広めに取られていることが多いので、スプレッドを小さく設定している業者を注意深く選ぶ必要があります。

もっともスキャルピングに向いているのはやはり米ドル/円でしょう。
流動性が高く、値動きも予想しやすいです。
そしてなによりスプレッドが低い(どの業者でも一番低く設定されているかと思います)ということがポイントです。

ほかにも、米ドルと逆相関で値動きが予想しやすいユーロ/円もスキャルピング向きと言えるでしょう。

ナンピン買いとは

買ったポジションが値下がりしたときに、損切りするのではなく買い増して、買いのコストを下げるテクニックです。
買い増すことで、そのポジションの購入額の平均は下がりますから、最初の買いより相場が上がらなくても、その平均より上がれば利益が出ることになります。
しかし、そこからさらに値下がりした場合は損失も大きくなるし、ナンピンを繰り返すには資金も必要です。

あくまで、平均購入単価を下げることを目的とするのではなく、コストをかけずにポジションを増やすことを目的にしかけるべきテクニックです。

相場が下がったときに、損切りかナンピンかというのは判断が難しいところですが、相場が下がったことに慌ててナンピン買いでは利益は望めません。しっかりと相場を読み、ボックス相場で最初のポジションに近いところまで値が戻ってくるとか、上昇トレンドの中で上下している部分だからと、大きな流れを把握しておかないと損を拡大させてしまうことになるでしょう。

ナンピンは相場の予測をしないと利益を出すのは難しいですし、予測が立つのであれば相場が上がるところでポジションを持つほうがいいので、よほどの自信がなければしないほうがいいでしょう。
特にスキャルピングでは資金効率が重要ですので、相場が下がったときはナンピンで資金を固めてしまうよりは損切りして新しい取引に回したほうがよい、というのが基本的な考え方です。

スキャルピングに最適の業者は?

スキャルピングは売買取引を多く繰り返すので、取引手数料が安いことが必須条件になります。
最近のFX業者はほとんど取引手数料が無料ですが、実質的な手数料ともいえるスプレッドは各業者によって差があります。
当然スプレッドが小さい業者ほどスキャルピングには有利です。

一方で、長期保有はまったく念頭にないため、スワップの大小はまったく問題になりません。

また、スキャルピングでは注文のタイミングが重要なので、いかに素早く注文できるかというのも業者選びのポイントとなります。
FX業者によっては1クリックで注文できると謡っているところもあり、そのように注文までの手順がシンプルなインターフェイスを提供してくれる業者の方が有利です。

それから、「スリッページ」という、注文を出した値段で約定せずに、顧客に不利は方向にずれて約定しまう現象があるのですが、これの許容値(ズレの値幅)をあらかじめ設定できるところと設定できないところがあります。
スリッページが頻繁に起こる、許容値の設定ができない業者はわずかな値動きの中で争うスキャルピングでは不利になります。

もうひとつ重要なポイントは、取引システムの堅牢性です。
売買のタイミングが重要となるスキャルピングでは、注文の集中等による取引システムの遅延が大きく利益を逃してしまう原因になることも珍しくありません。ですので、できるだけ堅牢で安定した処理速度を保てる取引システムを持っているFX業者のほうがスキャルピングには有利といえます。

スキャルピングのコツ

スキャルピングは短時間で売買を繰り返す手法なので、瞬時の判断が求められますが、それだけにルールを設定してそれを厳格に守るということが必要です。
特に損切りはしっかりしていくことです。

相場はある程度の動きのあるほうが有利です。

利益確定の目安は5pips(pips:取引の最小単位)前後と言われています。
スプレッドを差し引きしてこれくらいの利益を取れれば充分という考え方でやらないと、短い時間での取引では利益確定のチャンスを逃してしまいます。

とにかく、自分なりのルールを確立して、それを厳格に守ること。FX取引全般で重要なことですが、特にスキャルピングでは重要です。

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